@シェアキッチン仲庭
概 要
みんなでお米について勉強しながら、土鍋でごはんを炊いて、どんがら汁や弁慶飯を作って食べる料理教室
レポート
2月4日の午後に開催したmog mogふるさとキッチンin山形県。
シェアキッチン仲庭の会場には、庄内ちいき食堂の子ども達20名が集まりました。
井上農場代表取締役の井上薫先生が行うお米の授業では、「地元のお米であるつや姫や雪若丸を知っている人?」と質問すると、会場内のほとんどの家族が手を挙げていました。日本みたいに美味しいお米がたくさんできる国はないんです。その中でも庄内平野はお米作りに最適な場所だと教えてくれました。参加した子供からは「一番おいしいお米はどれですか?」と質問があり、井上先生は「いろんな種類のお米があって、どれもそれぞれ美味しいですが、私は作っているお米はロンドンやシンガポールにも出していて、人気があるんですよ!今日はその美味しいお米を是非味わってください」と話してくれました。
お米の授業のあとは料理教室にうつります。地元で庄内ざっこ料理人として活躍されている齋藤翔太先生が山形県の郷土料理である「寒だら汁(どんがら汁)」と「弁慶飯」を教えてくれました。「どんがら汁は、タラの胴もガラも食べられるからどんがら汁というんだよ」と教えてくれながら、立派なタラを丸ごと捌いていきます。子ども達は見たことのないタラの内臓を見て驚嘆していました。初めて触る内臓に興奮する子や、タラの中から見つけたアニサキスを覗きこむ子の姿もありました。
タラの解体の傍らでは、井上先生が持参してくれた雪若丸を土鍋で炊いています。炊きたてのご飯をみんなで味見すると、口の中にお米の甘味が広がって、みんな「おいしい~」と何度も味見しながら土鍋の周りを囲んでいました。
3グループにわかれて、寒だら汁の材料を切ったり、弁慶飯を作ります。最初は恐る恐るタラの部位を切っていた子も、慣れてくると上手に切り分けていました。弁慶飯作りでは炊きたてのご飯をおにぎりにして、味噌を塗って、ホットプレートへ。味噌の焦げ目がついたおにぎりを野沢菜で巻いて、また焼いて焦げ目をつけます。いろんな大きさの弁慶飯がホットプレートに並んでいました。